鍼灸の効く理由

鍼灸の刺激は、
・刺激したその場所の反応
・遠隔部位に起こる反応
・全身に起こる反応
の3つの反応を引き起こします。

このなかでも、刺激したその場所の反応が、最も確実で治療の基本になります。

 

カラダに鍼灸の刺激を加えることにより、その場所の「組織の破壊」「受容器の興奮」が起こって、様々な反応を引き起こします。

コレを、治療という立場から見ていくと以下のような作用に分けることができます。

 

①調整作用(組織、器官の機能を調整する作用です)
・興奮作用:神経機能の減弱(知覚の鈍麻・消失、運動麻痺など)や内臓機能の減退に対して興奮させる作用
・鎮静作用:疼痛や痙攣のように機能が異常に興奮している状態に対して、鎮静させる作用

②誘導作用(患部もしくは遠隔部に鍼灸施術を行い、血流改善をうながす)
・患部誘導法:局所の血行障害に対し患部に施術し、血流を他の健康部から誘導する方法
・健部誘導法:局所の樹欠や炎症などの際に、その部位より少々隔たった部に施術し血液をそちらに誘導し、患部の血流量を調整する方法

③鎮静作用:疼痛を鎮める作用(下行性抑制系、ゲートコントロール)

④防衛作用:白血球やマクロファージなどを増加させ、各種疾患の治療機能を促進させ、整体の防御機能を高める作用

⑤免疫作用:免疫能を高める作用

⑥消炎作用:炎症部位に貪食細胞を遊走させたり、血流改善により病的滲出物などの吸収を促進させたりして、炎症症状を沈静化する作用

⑦転調作用:自律神経失調症やアレルギー体質を改善して、体質を強壮にする作用

⑧反射作用:反転機能を用いて、組織や臓器の機能を鼓舞あるいは抑制する作用

 

更にお灸施術では、

上記の作用に加えて、施灸後の血液像、血液凝固時間の短縮、循環系に対する作用が認められます。その為、上記に加えて

①増血作用

②止血作用

③強心作用

の3つの作用があるとされます